日本血栓止血学会
血友病部会
平成18年9月28日
免疫寛容導入療法に関する国際研究プロトコール改定のお知らせ
拝啓 初秋の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、2006年1月26日付けでプロトコールが改定(第2版再改定)されましたので、ご案内申し上げます。主な変更箇所は、患者選択基準が「インヒビターが12ヶ月未満存在すること」から、「インヒビターが24ヶ月未満存在すること」に改正されたことです。他にも幾つか訂正箇所があります(一覧表参照)。すでに旧バージョンでIRB申請していただいている施設は、プロトコールの変更の申請をIRBに提出いただきたく何卒宜しくお願い申し上げます。

奈良県立医科大学小児科
日本血栓止血学会学術標準化委員会(SSC)血友病部会
ITI小委員会委員長

吉岡 章
連絡先:嶋 緑倫 mshima@naramed-u.ac.jp
免疫寛容導入療法に関する国際研究のご案内
インヒビター陽性血友病症例の止血管理はきわめて困難であり、血友病の医療において重大な問題となっています。従来はバイパス製剤による止血療法が治療の主体でしたが、現在は第[因子製剤あるいは第\因子製剤を頻回に投与することによりインヒビターの消失又は抑制をはかる免疫寛容導入療法(ITI) が最も有効な治療法と考えられつつあります。欧米の報告ではITIの成功率は63-83%です。一般にITIの治療プロトコールには高用量法と低用量法の2法に分かれますが、製剤投与量がITI成功率に関係があるのかいまだに解決されていません。そこで、ITI成功率と製剤投与量との関連性について国際血栓止血学会(ISTH)/科学及び標準化委員会(SSC)の、第VIII・IX因子小委員会および北米血友病研究協会が中心になり国際的無作為化比較試験が開始されました。我が国でも本学会血友病標準化委員会(SSC)血友病部会ITI小委員会が日本小児血液学会血友病委員会の協力のもとに発足し、国際研究に参加しています。インヒビターが初めて診断された血友病Aあるいは対象患者の基準をみたす患者さんがすでにおられましたら、インヒビター例登録票にて御連絡いただければ国内登録をさせて頂きます。
PDFファイルがダウンロードできます。
免疫寛容導入療法に関する国際研究 同意文書
変更一覧 ITI2000計画書
インヒビター例登録票

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